《MUMEI》 英雄記〜深紅の月〜
by 昶 年に一度、太陽が最も高く登る日の夜にそれは現れる。 それを見ると誰もが悲しい、苦しい、辛い気持ちになってしまう。 僕もそうだ。でも違う。僕はそれだけじゃない。 安らぎを覚えるんだ。 どんな安らぎかと言うと―― ――共感。 そう、共感だ。誰も解ってくれない気持ちを解って慰めてもらえる。そんな感じがする。 その不思議なモノの正体は、月。真っ赤な、月。人呼んで"深紅の月"。 でも、こう呼ぶ人もいる。 "孤独の月"と―― |
1:孤独の月 2:英雄の子 3: 4: 5:入学 6: 7: 8: |
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