《MUMEI》

「俺の何を買うんだ?」


「あなたの願いです。あなたは、今彼女に振られましたよね。」


コイツなんで
知ってるんだ!


「なんだよ!わりぃかよ!」


「別に悪くありません。あなたは今、彼女を殺したいと思っていますよね。」


「あぁ。わりぃか!」


「そんな怒らないで下さい。僕がそれを買います。」


「えっ…。買う?お前が殺してくれるのか?」


「はい。」


いいかもしれない
この取引…。

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