《MUMEI》

「順番間違えてますよ!その人より僕のほうが先に注文してるじゃないの!」

そのオジサン、俺を指差して半ギレで怒ってた

一瞬、俺と同僚の目が点になる

どうやら俺より先にラーメンを注文したのに俺のラーメンが先に運ばれたことに怒っているらしい

すると店員さんが慣れた調子で説明した

「麺カタは普通の固さより短時間で茹であがりますので、お出しする順番が入れ替わることがあります」

するとそのオジサン

「ああそう…」

あっさり納得した様子だった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫