《MUMEI》 「ちょっとなにこの変な髪色」 「は」 俺が、広場を見ると、数人の上級生らしき人間に囲まれている 女の子がいた。 「ち、違うんです」 「は、ふざけないでよあんたそめてるでしょ」 「おいやめろよ、この子が嫌がってるだろ」 「は、なによあんた後輩の癖に」 「いきってんじゃないわよ」 俺は、厄介な風紀委員の群れから離れ、人はなれた住宅街に入った。 「大丈夫か」 「はい、なにもそのありがとうございます」 よく見れば、風紀委員に絡まれていた 女の子は、すごくかわいい顔立ちだった 前へ |次へ |
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