《MUMEI》 おそらく高校を出たての若者が おそらく入った大学の先輩とやらに おそらくサークルか何かの新歓で 飲み慣れない酒をしこたま飲まされたのだろう… そうして自分のリミットも分からずに飲み続いた結果 彼はこうして駅のホームで騒いでいるのだ おそらく彼の先輩とやらは彼の酒癖の悪さに手を焼いて 飲ませた者としての責任を放棄して立ち去ったものと推察される まったく… 酒の飲み方を知らない奴と、酒の飲ませ方を知らない奴 この両者が揃って飲むほど迷惑な話はない… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |