《MUMEI》

そいて、優のいやな予感はやはり的中した。
「クラス何組かな」
二人が歩く後ろに一台の不安定な状態のスクールバスが突っ込もうとする。
「何の音」
ゴッと、凄まじい轟音が聞こえる
「うわ、おいなんでだよ」
スクールバスは、二人の歩く通学路へと侵入してきた。
「危ないです」
少女は、念力でスクールバスの動きを止めた。
「な、」
優は、死を覚悟して目を閉じたものの
「ん?」
「おい、碓井時空超越者となにしてる」
一人の、男が故障したバスの天井に立っていた
「一緒に登校しているだけですが」
「ほう、はやくそいつを渡せ」
「…」
「桜子、あんたは自分が何してるか自覚してる?そいつは
機関の最重要危険人物よ」

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