《MUMEI》 「きゃあ痴漢じゃねぇだろ!お前いま自分がやったこと分かってるだろうな!? これは立派な暴力だぞ!」 リーマンはお姉さんの腕を掴みながら捲し立てる 「あの、私もこの方(お姉さん)がやったこと見てましたよ。こちらの方(リーマン)は痴漢行為なんてされてませんよ。もしよければ証言しますよ」 いつもお姉さんの被害に遭ってる別の女性客がリーマンに加勢した 「僕も見てましたよ」「自分も…」 何人かの乗客らも申し出た 「私も…」うちの嫁さんも手を上げた 他の乗客らの白い視線が一斉に お姉さんに突き刺さった すると、お姉さんが突然泣きはじめた 「何よ!どうしていつも みんなで私を悪者にするのよ!?」 お姉さんは その場に蹲って、動物みたいな声で泣いていたそうだ うちの嫁さん曰く もう一度小学校に入って"自業自得"という言葉を習ってこいと思ったそうな笑 前へ |次へ |
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