《MUMEI》

廊下でヲタクの叫び声がこだました。
「行こう」
「…うん」
「一年上だから」
「そのさっきはありがとう」
「いやいいよ気にしないで」
「私の事普通の女の子として見てくれているんだ」
「そうだろじゃあ、なんだ」
「ううん、なんでもないありがとう私を守ってくれて」
沙紀は、優に感謝の言葉を述べ、自分の教室へと入って行った。
「変なヤツばっか」
優は、これ以上わけのわからない、人物に絡まれるのはよそう
そう思った。

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