《MUMEI》

惨切り頭はボソボソと謎の独り言を呟きながら、また鼻クソをほじって喰っていた

(きもてぃわる〜!)

そうこうしてるうちに電車が駅に到着した

大勢の乗客が降りて、また大勢の乗客が乗り込んできた

乗り込んできた乗客は、当然 空いてる席があれば座りたいと考える人が殆どだ

その中には"椅子とりゲーム"の達人のような人もいる…笑

乗客の一人が、リュックが置いてある惨切り頭の隣の席に近付いてゆく

その乗客は20代半ばくらいの、狡猾な顔つきをしたリーマンだった

リーマンは鮮やかなステップでターンを決めると、リュックが置かれている惨切り頭の隣の席に尻を向けた

そしてリュックに気付かないふりをして、そこに座った!

すると…

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