《MUMEI》
森の中
起きると、そこは見知らぬ森の中だった。
「ここ、どこ?」
思わず言ってしまった
すると突然
「君誰だい?」
と声が聞こえて、慌てて後ろを振り向くと、僕と同じぐらいの少年が立っていた。
「僕は和久井、和久井春人って言うんだ」
「わくいはると?」
「そうそう、君は?」
「ソーマ」
「ソーマか。よろしく。」
「よろしく!ところで君村の人じゃないよね。どこから来たの?」
「僕は・・・うっ」
なんだろう、頭が痛い
「もしかして忘れちゃった?」
「そうみたい・・・」
「ふーん。まあいいや。とりあえずうちにくる?村を紹介してあげるよ!」
「ありがとう!そうするよ」
そういって僕はソーマのあとについていって森を出た

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