《MUMEI》

「見つけたかい?…」

「…これは…袋…?」

「開けてみろよ…」

「…いいのかい?」

「あぁ…カリーヌードルに…俺のすべてを知って欲しいんだ」

カリーヌードルは、小さな袋を開いた

「わぁ…いい香りだ…」

「だろ?…笑」

それは鰹風味のきいた粉末スープだった

「どん兵衛の匂いだ…!」

「カリーヌードル、俺の中に…それを撒いてくれないか…」

「どん兵衛……」

「カリーヌードルに…俺を調理して欲しいんだ…」

どん兵衛は、そっとカリーヌードルを抱きよせた

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