《MUMEI》
船の上
船の上から海の様子を観察していると日傘を差した似非貴婦人らしき女性がやってきて金貨をたんまりとくださった。
「はした金ですから」
そう言って貴婦人は去っていった。突然の出来事に驚いた僕は金貨の半分を海に落としてしまった。「ばかやろう」
カエルは慌てて海に飛び込んだ。
16時間後、船はアラ大陸の港に着いた。カエルも泳いでなんとか辿り着いた。金貨は一枚も見つけられなかったらしい。
怪我がなくてなによりだった。

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