《MUMEI》

「あぁ、どん兵衛…愛してる…」

「俺もだよ…カリーヌードル…」

二人はカップを脱ぎ捨て、製造されたままの姿でドンブリに横たわった…

「どん兵衛!…あぁ…どん兵衛ェ〜!」

「あああぁ…カリーヌードル…好きだ…愛してる…」

「どん兵衛ェ…あぁ…堪らない…もう欲しいんだ…」

「いいのかい?…」

「あぁ…どん兵衛ェ…ぉ…お湯を…そそいでくれないか…」

「分かった…後悔するなよ…」

「後悔なんてするもんか…どん兵衛…」

「カリーヌードル…愛してるよ…」

どん兵衛が囁くと…

ドンブリに お湯がそそがれた…

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