《MUMEI》

「…そうか」


情報を聞き終えると、


男はタバコを灰皿におとし、また新たなタバコを懐から取り出し


ため息をひとつ、ついた。


現在、日本は隕石が墜落したと言うだけでもいくら隕石が小規模なものとはいえ、


甚大な被害を要している。

だというのに隕石落下地点半径8kmという大規模な地域で


そこにいた者が謎の病状を訴え始めたとなると



日本の医師や看護師が不足している今、それは他国にすがることも考えなければならなくて。


隕石の被害の復興だけでも、他国の世話になっているというのに


…あまり考えたくはないが、大幅に他国に貸しが出来てしまうのは避けられないな。



男はまた、不服そうに息をはいた。

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