《MUMEI》
帰り道
帰りのHRが終わって


みんな帰りの準備を始めているころ


「あの…っ、

宮原さん…!」


私は思いきって、宮原さんを帰りに誘おうと決心した。


「…何?」


宮原さんは、いつもの無表情でこっちを向いた。


「あの、もしよかったら一緒に帰らない…?


私、南町方面なんだけど…」


恐る恐る聞いてみる。


すると宮原さんが口を開いた。


「…私もそっち方面だけど。」


そして少し間をあけて


「いいよ。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫