《MUMEI》

「あ、ごめん」


そんな声が聞こえて、顔をあげると


そこにいたのは、


栗毛の髪の毛を軽く遊ばせている


長身に顔の整った


男の子


「あっ、すいません」


慌てて、謝る。


すると彼は


「ごめんね、怪我無かった?」


優しく聞いてくれて


「大丈夫ですっ、」


また答えると彼はにっこり笑った。


その笑みが、予想以上に格好良くて


「なんだ、よかった」


うわあ、声まで格好いいんだなあ


なーんて


不覚にも思ってしまった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫