《MUMEI》

夜ご飯を食べてすぐに
私は自室に戻った。

理由は、酔った二人が
大人の話を
し出したからである。

会社での愚痴など、
私には入れない話。

部屋に入ってすぐ、
ベッドにダイブする。

ホントは
知らない人と一緒に
住むなんて嫌だけど、
高橋さんはいい人だと
さっき知ってしまった。

夜ご飯を食べながら、
高橋さんの親切ぶりは
発揮されたのである。

例えば夕食作りの
手伝いをしてくれたり、
食器を全部
出してくれたり。

自分から何でも
手伝ってくれたのだ。

そりゃあ、居候の身だし
当たり前の事だけど...
今日は初日だから
お客さん気分でも
いいと思うのに。

あーあ、
高橋さんのいい所を
知っちゃったよ。

これから仲良くやって
行けたらいいなぁとか
思っちゃったよ。

とりあえず今日は、
二人共酔っちゃったし
明日話しかけて
みようかな。

まぁこれから
一緒に住むなら
たっぷり時間もあるし、
と思い静かに目を瞑る。

明日高橋さんと
どんな話をしようかと
考えていたら、
いつの間にか
眠りについていた。

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