《MUMEI》
侵入
「あぁんっ...あっ...んぅっ...んんっ...」

大きな声で喘ぐ。

高橋さんは自分の
オナニーに夢中だろうし
お父さんは部屋で
ぐっすりと
寝ているだろうから
いいかな、と思った。

...と、言うよりも
この快感を
止めれなかった。

オナニーに夢中になって
他の事なんて
考えられなかった。

もうすぐイきそうで
これから、という時に
私の部屋のドアを
誰かがノックした。

イきそうだったのに...
と残念に思うのと同時に
誰かが私のオナニーを
している声を
聞いたのかと、
恥ずかしくなった。

「...誰?」

とりあえず尋ねる。

「俺だよ、宏。」

宏、
その言葉を聞いて驚く。

さっきまで隣の部屋で
オナニーしていたはずの
高橋さんが、
私の部屋に来た。

「入っていい?怜子ちゃん。」

「...どうして?」

「楽しい事、シよ?」

「え...?」

ガチャっとドアが開く。

許可なく入って
来る人だと思わず、
パンツの中に指を
入れたままだった。

「ちょ...っ、勝手に入って来ないでよ...!」

恥ずかしくて
たまらなくなり、
怒鳴りつける。

それでも高橋さんは
気にした様子もなく、
私のベッドに近づく。

「お互い、オナニーなんて寂しいだろ?だからセックスしよ?」

酔ってる。
この人完全に酔ってる。

さっきと性格が
がらりと変わった。

悪酔いするタイプの
人なんだ、と認識する。

「い 嫌です...!彼氏がいるので...。」

「へぇ、彼氏いるんだ。でもいーじゃん、セフレみたいな感じだって。」

そう言って私を
押し倒す。

「えっちょ...本気ですか!?」

「当たり前だろ?」

「いや、待っ...んんっ」

キスされる。

「黙って。喘ぎ声だけでいいから。」

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