《MUMEI》 宿にてその宿で休息をとった三人はあっという間に眠りについた。 僕は尿意を催して朝4時頃目をさました。窓の外で薄紫色したフクロウがこっちを見ているのに気が付いた。僕はトイレに行ってから再び眠りについた。 昼過ぎに起きると雨が降っていた。昨日まであんなに晴れていたのに。 「雨が降っているから今日はここに留まろうか。もしくは傘を借りて出発するか。どちらがいいか多数決で決めようか」カエルが言った。 カエルのふくらはぎには絆創膏が貼られていた。 確かカエルが僕の家にやってきた時も絆創膏をしていたな。 その時はまさかカエルが妖精主任だなんて信じられなかった。 「おい聞いてるのか?多数決をとるっていってるだろ」カエルが怒鳴った。 僕とカエルが手を挙げたので出発することになった。 前へ |次へ |
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