《MUMEI》

「わかりました。」


私は頷くと、


先生に礼をして、第2資料室に向かった。


北野くんと二人っきりっていうのは


ちょっと…いや、ものすごく


気まずいけど


だけど、流石に


ひとりで仕事をやらせてしまうのは、


悪いから


なるべく足早に資料室に向かった。

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