《MUMEI》

「高崎くん!」


高崎くん


だった。


その瞬間


胸がぶわああって


なって


嬉しい気持ちと


恥ずかしい気持ちと


ぐるぐる混ざって


「偶然じゃん、


今帰り?」


高崎くん、自然に


話しかけてくれた


嬉しい。


「うん…!」


頷いた。


いま、私絶対


顔赤い。

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