《MUMEI》

結局、今日は高橋くんと学校をサボっちゃった





やっぱり、高橋くんによわいなぁ、私








「どこ行く?」





「どこでもいいよ」







そう言うと、高橋くんは即答で「海!」と言った








お金がないわけじゃないので、「いいよ」と言うと、すごく嬉しそうだった









電車で海の最寄り駅まで行った




入るワケじゃないから、制服のまんまだった








電車の中では、小さな声でずっとお話をしてくれた








やさしくて、やさしくて



時々忘れそうになる






高橋君が、私をすきなことを

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫