《MUMEI》
同意
「仕切り直し、な」

「...うん」

ちゅっ

「んっ」

お風呂から上がって
体を拭き、裸のまま
宏の部屋に来た。

ちゅっくちゅっ..ちゅっ

濃厚なキス。

「っ...はっ...んんっ...はぁっ...」

息をするのも
ままならない。

口の中にぬるっとした
温かい舌が入り、
歯列をなぞられる。

その感覚が堪らなく
気持ちよくて、
ゾクゾクする。

「宏ぉ...んっ...はっ」

「怜子ちゃん...」

濃厚なキスを
繰り返しながら、
ダンスをするように
部屋中を移動する。

何度も何度も壁に
背をぶつけて、
最後はベッドに
たどり着く。

「くすっ、もう...こんなに大きくなってる」

宏のオチンチンを
触りながら言う。

「ぅぁっ...しょ しょうがねぇだろ、すっげぇ溜まってたんだよ」

「ふふっ、何で?」

「何でって。んなの、解消させてくれるヤツがいねぇからに決まってんだろ?」

「...付き合ってる人とか、セフレとかは?」

「いるよ」

ズキン。

胸が痛い。

「...そ...うなんだ」

「あぁ、セックスしても気持ちいいなんて思った事ねぇけどな」

「え?」

「だからさ、何回セックスしても欲求不満なままなんだよ」

「...最低ね」

「あぁ、俺は最低だよ」

ぐっちょん

「あァんっ!!」

ぐちょぐちょぐちょ

さっきヤったばかり
だから、最初から
高速に出し入れされる。

「やっん!あっ...あぁっ!うぅっ...はぁっ...あンっ!あっあっ!ンンっ」

「最低でもいいよ、俺は君とヤる為だけに練習してただけだし」

「あっ!!やぁ...ン...!ど どういう意味!?んぅっ」

「...ずっと...ずっと前から好きだったんだよ、怜子ちゃんの事」

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