《MUMEI》
精子と唾液
「...え」

ぐちょぐちょぐちょぐちょとぐちょぐちょ!

「はっ...あっあ!!あァっ!!やだ!!!は 速いっ!!んぅっ!!い...た...アァ!!!」

叫ぶように喘ぐ。
でもどれだけ喘いでも、
この速さは変わらない。

「アァ!!やぁんっ!!はぁっ...アッ...アッ!あんっ!!アァん!!アァァ!!!」


―――――
―――――――

「はぁっはぁっ...」

今までで一番速い
ピストン運動が終わり
二人で果てた。

「あ...の...」

「...」

「ずっと前からって...」

「...」

反応がない。
ゼェゼェと呼吸を
しながら腕を目にあて
仰向けに
横たわっている。

あんなに速いピストン
運動をしていれば
そりゃあ疲れるよね。

宏はまたしても
私の中で果てた。

中出しを三回も
許している。

許している、
と言うより勝手に
出されるのだけど。

「ねぇ...宏...ァ!」

宏に近づこうと
体を起こした瞬間
つぅ、とアソコから
何かが垂れてくる。

白濁した液体。

精子だ。

「...!!」

アソコから垂れる精子は
すごくエロくて、
これが宏の中にあって
私の体内に出された物
だと思うと興奮した。

「舐めろよ」

宏の声。

「え!?でもだって...」

宏が起き上がる。

「ひ...ろ?」

「足、開いて」

宏の真面目な顔に、
逆らえなくなる。

さっきまで宏に
足を開いて見せていた
くせに、改めて
言われると照れる。

「早くっ」

私の太ももを掴んで
ぐいっと両足を
開かせる。

「あ...」

また垂れてくる精子。
シーツに染みが
できている。

宏はその精子を
手に取り、私の口の前に
持ってきた。

「ん」

...舐めろって事よね?
宏の指ごと...?

迷っているとずぼっと
口の中に無理矢理
指を入れられる。

「んんっ!!」

苦い、精子の味。

宏は指で口の中を
かき回す。

その指に
付いていくように
舌を動かす。

私が宏の指から精子を
存分に舐めとった後
宏は口から指を出した。

その時に私の唾液が
いやらしく伸びる。

「苦いよぅ...」

「良くできました」

頭を撫でられる。

...子供扱い。

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