《MUMEI》 高橋君が、あんまり遅くまでいると警察に補導されるから、と 早めに電車にのった 私はとても楽しくて 楽しくて たった一日で、高橋君の存在が 前よりずっと おおきくなってた 帰りに、すこし歩きたい、とわがままを言ったら、高橋君は快くわかってくれた わたしは、日溜橋をわたったことにきづかないくらい 高橋君しかみていなかったみたいで 布団に入って、急にこわくなった よくわからないけど なんだかすごく ダメなことをした気分になった 前へ |次へ |
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