《MUMEI》
不安定要素。
「壊……す?僕達を……?」
「そう。あ、勘違いしてほしくないんだけど、嫉妬とかそういうのじゃないよ。ただ実験も兼ねて、君達の絆に亀裂を入れたらどうなるか、って気になっただけだから」
なんなんだ……この子は一体……。
「実験っていうのは……まさか……」
「そう、正解!ただ君達に誘拐犯を嗾けたって、絆が深まるのは目に見えてたからね。だから少し君達を弄らせてもらったよ」
「品川達の誘拐も……全て君の掌の中だったってことか……。ふざけるな……ふざけるな!死んでいたかもしれなかったんだよ!?」
「それは大丈夫。さすがに生命活動に支障を来すようなことになっていたら、あいつらの体を停止させてたからさ。現に風影響介は生きてたでしょ?」
「死ななければいいって問題じゃない!」
「怪我だって別に後遺症が残るようなものは一つもないのに……。まあ、風影響介があそこまで動けるようになるまで回復していたことにはビックリしたけどね。佐久間新斗の《嘘》は侮れないなー」
「君は……君は……!」
「あは。あまりの怒りに言葉も出なくなっちゃったかな?みんな助かったんだから、いいじゃない。それと、君のその感情は大事にしなよ。元々無くなっているはずのものだからさ」
なん……だって……?
「人格損失。心の闇の部分の読。嘘。発狂。停滞。まだまだ君達の周りには不安定要素が沢山ある。それを君達は乗り越えられるかな?その強固の5人の絆で、君達のリミッターをさ」
ふふふ、と小鳥遊さんは笑い出す。
「頑張ってね。君達の絆が八つ裂きにされないようにさ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫