《MUMEI》

「ご、ごめんね…


頼むわね」


「ん」


申し訳なさそうに言った母さんに俺は頷き


近くにあった手軽なパーカを羽織ると


高校入学と同時に買ってもらった最新式のスマホと家の鍵を


ポケットにつっこみ


「いってきまーす」


家を出た。

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