《MUMEI》
興奮
「...な 何を...」

「だ だから証明したんです!キスが嫌じゃなかったって...!」

「そういう事...誰にでもするのか?」

「!!...違いますよ!!どうして分かってくれないんですか...!?」

「分からないんだ。僕にはいい所なんて一つもないからね」

あるよ。
いい所がいっぱい。

えっちで強引な
夜の宏の事しか
知らないけど...。

「そりゃあ私はまだ高橋さんの事、何も知りません。でも...!」

“セックスの相性が良かった”

そう口走りそうになり
慌てて言葉を止める。

...あれ?

私が宏に惹かれてるの
ってもしかして...
セックスの相性が
良かったから?

突然分からなくなる。

...そうよ、そうよね。

だって
灯呉とのセックスで
満足できなくて、
宏のセックスに
満足できている。

宏に惹かれては
いるものの...
好きかどうかは謎だ。

惹かれてる、と言うのも
セックスしたいだけ
なのかもしれない。

「怜子ちゃん...?」

「高橋さん...私...分からなくなりました」

「?」

「高橋さんと、セックスがしたいです」

「...!?」

大胆な発言。

でももう分からなくて。

「キス...していいですか?」

「えっ ちょっ待っ...ん」

うろたえる宏の返事を
聞かずにキスをする。

ちゅっちゅっと
湿った音がリビングに
鳴り響く。

「んっ...はぁ...高橋さん...」

深く、深く。
舌を絡ませて、
私が責めたてる。

「怜子ちゃん...やめ...」

「やめないよ。それに...ここ、もう痛いんじゃない?」

宏のオチンチンを、
ズボンの上から触る。

「ぁっ」

ギンギンに勃起した
宏のオチンチン。

少し触っただけで
はち切れそう。

ズボンのファスナーを
下ろすと宏の
オチンチンが
自分を主張する。

「ふふ、大きいね」

「あっ...やめよう、怜子ちゃん...」

「やめないです。私が気持ち良くさせます」

そう言ってパンツも
下ろし、露になった
オチンチンを
私の手でしごく。

「んぁっ!...何だこれ...うっ...ぅあ...!」

喘いでる。
私の手で宏が。

その事に興奮して
しごく手に力が入る。

「はぁ...高橋さん...」

「ぅっ...駄目だ...!それ以上したら...はぁぁ...!我慢...できな...あぁ!」

ドピュッ

宏が思いきり射精した。

私の顔にたくさんの
精子がかかる。

「...あ、ごめん」

「高橋さんが謝る事じゃないです」

そう言って顔についた
精子を手でとり、
口に運ぶ。

「!?何して...!」

「おいしいですよ」

ちゅぱちゅぱと自分の
指を舐めつつ言う。

ホントは、苦くて
好きじゃないけど。

「オチンチン...綺麗にしますね」

まだ勃起している
オチンチンをくわえる。

「はむっ」

「うっ...!汚いって...やめ...あっ...」

「汚くないです」

「や...め...あんっ」

カリっと亀頭を噛むと
宏が大きく喘いだ。

どうしよう、
止まらない。

興奮する。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫