《MUMEI》 「でも…。」 「私も旅人様の役に立ちたいです。」 「じゃあ案内しろ。途中まで案内したら、村へ帰れ。」 「は、はい。ありがとうございます。」 青年は、俺たちに一礼した。 「さぁ、行くぞ。」 俺たちは、村長の家を出た。 最初に目に入ったのは、星の光が反射しているテンアの氷だった。 「うわぁ綺麗だね。」 確かに綺麗だが、ほんとにテンアは、疲れていないのだろうか…。 前へ |次へ |
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