《MUMEI》
答え
「...駄目か?」

「...いや、駄目って言うか...その...」

「...?」

「...ほら、そろそろ皆来ちゃうって言うか...」

「まだ早ぇよ。...なぁ、怜子がイく顔、見てみたい」

「は 恥ずかしいょ...」

「...ホントに嫌ならやんねぇけど...」

うっ、
そんな事言われたら
許しざるを得ないよ。

「い いいょ...」

ぱぁっと灯呉の顔が
明るくなる。

...ずるい。

「じゃあ...怜子、足開いて...」

「う うん...」

ゆっくり、足を開く。

「っあ」

灯呉が出した精液が
中から出てくる。

「もう中がぐちゃぐちゃだな」

「ん...言わないでよぅ」

「悪ぃ、なんか怜子の中から俺のが出てくるって嬉しくて」

「...っ」

そんな嬉しそうに
言われたら、
照れるじゃんか。

ペロっ

「んぁっ!」

「怜子...クンニ弱いんだな。知らなかった」

「もう...っあん!!」

クリトリスを
摘ままれる。

「や...引っ張らないで!...っあん!!」

「そっか、クリトリス弄られるの弱いんだな」

ヤバイ...
バレちゃった...

クリトリスが弱いと
いう事がバレると、
灯呉はクリトリスばかり
責め立てる。

引っ張ったり、舐めたり
口に含んだり...。

「やっあ!!んんっアァ!!」

「どー?気持ち良いか?」

「あっ!!しゃ 喋らないで...!」

灯呉が喋った事により
振動したオマンコ。

駄目...
気持ち良すぎ...!

「やだ...!イ イく!!とーご!!イっちゃうよ!!アァー!!」

ぴしゃっ

潮を吹いた。

「すっげぇ...オンナがイくのって、こんな感じなのか」

「っはぁ...はぁ...」

出した潮を
舐めてくれる灯呉。

「んんっ」

また感じてしまう。

「怜子の、匂い」

「ぁ...やだ嗅がないで」

「何で?」

「く 臭いよ...」

「臭くねぇよ、俺好きな匂い」

「...」

ペロペロ

「んっんっ...」

「精液と、混ざってるな」

「...あ」

「...ふ、そろそろ片付けるか」

「...そうだね。教室...えっちな匂いで充満しちゃったね」

「窓開けねぇとな」

「うん」

そう言って、
お互いがお互いの
性器を拭いたり
床を拭いたり
窓を開けたりした。



「ふぅー、こんなもん?」

「そうだな」

「ふふ、教室でセックスするとは思わなかったな」

「俺も」

「新しい思い出...一つできたね」

「あぁ」

「灯呉...好きだよ」

「俺も怜子が好きだ」

即答で返される。

嬉しさで顔を赤らめると

「愛してる」

そう言われる。

「...っ」

「愛してるよ、怜子」

「私も灯呉を愛してる」

ちゅっ

また、キスをする。

「こんなに怜子がえっちな子だと思わなかったけどな」

「...う、ごめんね」

「いや、逆。すっげぇ嬉しい」

「灯呉も...えっちだったから良かった。...これからは、我満しちゃ駄目だよ?」

「あぁ、シたくなったら誘う」

「...うん、待ってるね」

ちゅっ

もう何度目のキスか
分からない。

とにかく、
たくさんキスした。

今日程灯呉を
愛した日はない。

これから灯呉と、
生きて行くんだ。

そう思った。

...やっぱり宏とは
付き合えない。

これが、
私の出した結論。

この時は、
この決意が堅い物だと
信じていた―――。



甘くて苦くて..でも好き。

第一章 〜fin〜

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