《MUMEI》
イけない
「...はぁ...はぁ...」

二人して繋がったまま
息を切らす。

「宏...」

「...“怜子”」

顔を赤くする怜子。

「呼び捨てやめて...」

力なく、呟く。

「やだ。怜子」

「...宏に呼び捨てにされると...セックスしてる時みたいに興奮しちゃうの。だから...やめて...」

何だよ、それ。

「俺の事、好きなんじゃねーの?」

冗談半分に言う。

「うん、好き」

「...えっ?」

「好き、大好き。...でも、ただセックスの相性がいいから、勘違いしてるだけなのかもしれない」

「んなの...」

「だからね宏、宏とセックスするのは今日で最後」

絶望だ。

「は?ふざけんな、これからも毎日ヤるよ」

「させないよ。今日だけは、私の体好きにしていいから」

「今日だけって...ふざけんなよ!」

「...。」

もうこの事について
話す気がないのか、
口をつぐんでいる。

...何でだよ怜子。

また腰を振る。

くちょっくちょっ

「ァ...あっ...あァん!」

気持ちいい筈なのに
気持ち良く感じない。

怜子が、俺の
オチンチンで喘いでる。

嬉しい筈なのに
他の男の前でも
こうして喘いでると
思うと、嫉妬で
ぐちゃぐちゃになる。

ずちゅっずちゅっ
ずちゅっずちゅっ

「怜子...怜子!!」

「ぁあんっ!!ぁんぁん!!宏...宏ぉ!!ひやぁん!...んぁっ!!あン!!」

激しく、たくさん
腰を振ってるのに
イけそうにない。

怜子は絶頂が
来たみたいで潮を吹く。

俺より先にイくなんて。

「怜子...俺もイきたい...怜子のマンコで」

「ぅん...ァ...イってよ」

ずちゅずちゅずちゅ
ずちゅずちゅずちゅ

イけねぇ。
何だこれ。

勃ってるのに、
大きくならねぇ。

「ぁあんっ!!ぁあんっ!!宏ぉぉ!!もっと優しく...はぁんっ!!ぁんぁんぁんぁん!!ぃたい!!ぁっ!はぁ...ァ」

マンコがオチンチンを
締め付けてくる。

あ...やっと来た。

「はぁはぁっ」

ずちゅずちゅずちゅ
ずちゅずちゅずちゅ

「も...駄目...ァ...!!はぁん!!ぁっン!!ひゃァ!!ぁっんぁんぁん!!」

怜子がまた潮を吹く。

そのせいで動けず、
イけなかった。

やべぇ...
イけねぇの辛い。

ずちゅずちゅずちゅ
ずちゅずちゅずちゅ

怜子がイった後
また激しく振りだす。

「やぁん!!もうやめてぇぇン!!気持ち良くておかしくなっちゃぅぅ!!ァあン!!ぁっあぁー!!あん!!んぁぁ!はぁんっゃんゃん!!」

怜子はもう辛そうだ。

「イけねぇんだよ!怜子も俺を求めろ!」

ずちゅずちゅずちゅっ
ずちゅずちゅずちゅっ

「宏ぉぉ!!やだァ!!ぁあん!!」

早く終わらせたいのか、
怜子も俺に腰を
打ち付け出した。

「ぁ...イけねぇ...もっと俺を求めろ!ン...そうだ、締め付けろ...」

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