《MUMEI》
2度目
歩き初めてまもなく『あの〜』っと

後ろから誰かに呼ばれたような

気がした。

後ろを見ると 自販機の近くに

車椅子に乗った女の子が居た。

よく見ると 昼間のショートカットの

女の子だった。

何かって言って近付くと ジュース

忘れてますよって言われ

慌ててジュースを取りに行った。


ありがとうって言い 電話してて

ジュース買ったの忘れてたって

言うと その子はクスクスと

笑っていた。

再びベンチに座り 色々と話しを

してるうちに、昼間 この公園で

バスケットの練習してる所

観てたって言うと、恥ずかしそうに

『ホントですか〜』って

その時の顔が凄く可愛かったのが

印象に残っている。

会話の流れで それぞれ自己紹介

したので それ以降はお互い

名前で呼ぶ事にした。

彼女の名前は『渚』21歳

俺は渚と呼び、渚は俺の事

光介くんと呼ぶらしい。

あんまり光介くんなんて呼ばれる

事がないので、何か照れくさい。

時間も遅くなってきたので、

また明日場所と時間を決めて

会う事にした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫