《MUMEI》

 転入生は勢いよく教室のドアを開け放った。
「………」
(………っ!?)
 スタスタと入って来たのは男子だった。彼は咲耶より背が高く、漆黒の髪と瞳をもっていて、右眼は長い前髪に隠されている。どこかミステリアスだが、咲耶にとってはどこかで見たことがあるような青年だった。
(ま、まさか…!?)
 ルキがサラッと転入生の名前を黒板に書いていく。彼は…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫