《MUMEI》

俺は 先程の試合を見たからか

お姉さんの話しを

素直に信じる事が

出来ないでいるのだ。

『嘘ですよね』って

お姉さんに聞くと

お姉さんはなにも言わず

首を横に何度か

振った。

その後 しばらくの間

互いに沈黙し

時間だけが 無情にも

時を刻んでいく。

俺は身体中が震えて

今まで 浮かれて居た

自分が情けなく思えた。

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