《MUMEI》 1人じゃない〜麗羅視点〜 午後の授業が終わり 担当が教室に入ってきて ホームルームを始めた。 「え〜。今日は このプリントを配って ホームルーム終了だ。」 っと言ってプリントを配り始めた。 みんながざわめきだす。 プリントが回ってきて 目を通す。 オリエンテーション合宿か・・・。 5月入ってすぐだから あと1ヵ月弱か・・・。 めんどくさい。 しかも2泊3日か。 「まぁまたオリエンテーション合宿が 近くなったら 部屋割とか 内容とか知らせる。 じゃあホームルーム終了!」 部屋割か・・・。 "存在がウザいんだよ" 私は、首を横に振る。 あの子達とは 同じ部屋になりたくないな・・・。 すると私の肩を ポンッと誰かが叩く。 「麗羅チャン♪ 俺クラブだから また明日ね〜♪」 何となく歩の声を聞くと ホッとした。 私はもう1人じゃない。 『また明日。』 歩は手を振り去っていった。 前へ |次へ |
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