《MUMEI》 side.A もう一度、一緒にバレーがしたい。 何度も言おうと思っていたのに、いざ言おうとすると言えないもので。 別れ際、北川第一時代よく来た河川敷。 もう、言うしかないよね……? 「それじゃ、また。」 影山が背を向け遠ざかろうとする。 「待って!」 自分でも珍しいと思うくらい声が出た…… 驚いた影山が振り返る。 「拒絶して、ごめん。また一緒にバレーしたいって言ったら調子いいって思うかもしれないけど…」 絶句した影山の目から涙が…… は?涙? 「何で、泣いてるの?」 「俺は国見たちに嫌われてる……」 しばらくの沈黙のあとかえってきた言葉を聞いてこちらが絶句する。 「嫌ってなんかないよ。むしろちょっと嫉妬してたかな…」 「嫉妬?」 「あんな超人じみたことされたら誰だって嫉妬するでしょ」 その言葉を聞いて少し照れたそぶりを見せる。 「また影山のトスでなってみたい。今度こそ……ワガママだよね」 「そんなことない!俺も国見たちに謝りたかった!もう一度バレーやりたかった!」 「よかった……また連絡するね。いっぱい誘って合宿みたいなのもいいかな」 「ああ、今度こそ一緒に戦おう。」 ((もう一度、一緒にバレーしたいな。)) (今度こそ君のそのトスに合わせてみせるから。) (今度こそ君に合ったトスを上げてみせるから。) ((だからもう一度同じ戦場に。)) * * * * * 即席ハイキュー!!でした。 妹と話していた時に出てきた国見ちゃんの妄想セリフがあまりにも可愛かったのでつい。 ちなみにそのセリフは「影山、もう一度、一緒にバレーしような。」でした。 訳わからなくなって途中で諦めたので恥ずかしくなったら消すかも…… それでは感想、リクエスト(あるわけないけど)ありましたら感想ノートにお願いします! 前へ |次へ |
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