《MUMEI》 なのに 渚は 自分の目指す 一点だけを 見つめ 後ろを 振り替えることなく 前に 突き進む。 俺は正直 渚の顔を見るのも 辛く なんて 声を掛ければいいか それすら わからない。 色んな事を考えているうちに 夜が明けて 小鳥のさえずりと 蝉の鳴き声が聞こえる。 両親の真似は出来ないが 俺に出来る精一杯の事を 渚にしてあげようって 俺は心にそう決めた。 前へ |次へ |
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