《MUMEI》 ひとしきり涙をこぼした頃 私は落ち着いてかんがえてみた 今、私のまわりで どれくらいの人が崩れていっているのかを 私のお母さん、一之瀬君、一之瀬君のお母さん、高橋君 みんなが崩れてみえた 私のせいで、壊れていったのかな きっとそうだな 壊れたのは、みんなより 何より わたしだ 「最悪だよ」 壊れた 砕けた 崩れた だんだんと 戻れなくなっていく あの日々を 幸せと感じる自分がいる 不思議だなぁ 壊れていくのを求める自分がいる 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |