《MUMEI》

 ―クチュリ。
「んぁあっ!!!」
 咲き誇る花は叶人の指を1本滑らかに呑み込んだ。その瞬間、乳首を弄られたときとは比べ物にならない快楽がカナを襲い、彼女の身体は大きく跳ね上がった。
「1本呑み込んだだけで、こんなに反応するんだ?」
「…だめ!抜いて!」
「まだ、だ」
「ぁあ、…あん…だ、だめぇ!」
 クチョクチョと水音を立てて、叶人の指がカナのナカを激しく出入りする。
 暫くして出入りする指が2本に増えた。一旦ナカに挿入れて動かなくなった。
(あ…止まった…)
「あああっ!!!」
「抜いてもらえるとでも思った?」
 叶人の指がカナのナカで、蜜を泡立てるように激しく暴れはじめた。グチョグチョと厭らしい水音が部屋中に響き渡る。
「もう、ダメ…!」
「まだ、イくな」
 叶人はやさしく指を引き抜いた。
「止めちゃうの…?」
「止めないよ。ただし、暴れるなよ?」
「はい…って、えぇ!!?叶人さん!?」
「今のままでも綺麗だけど」
「あぁーっ!!!」
 叶人はカナの秘められた場所に口付けた。花の縁を舌でなぞり、そこから溢れる蜜をチュッと音を立てて吸っていく。
「こうやって、唇や舌で触れられるのが好きか?」
「好きっ」
「このままイかせてやるよ」
 叶人はカナの蜜を舐めて、吸って、唇と舌で彼女の花を愛撫する。しかし、花のひくつきは、ますます激しくなり、何かを求めてパクパクと動いていた。
「綺麗になったし、そろそろだな」
「?」
 叶人は身体を起こした。
(あれは…?…もしかして!?)

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