《MUMEI》

 ―――翌朝。
「………」
(昨日、叶人さんとエッチして………、っ!?)
 カナは飛び起きた。
 ―ドプリ…
 飛び起きたせいか、カナのナカにとどまっていた白濁、叶人に注がれたモノが流れ落ちて彼女の下着を汚す。
(ソファーでシたはずなのに…)
 叶人と交わる前の格好で、自室のベッドで寝かされていた。彼がカナを運んでくれたのだろうか。
(叶人さん、居るかな…?)
 カナはソファーのある部屋へ向かった。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


 ―ガチャリ。………パタン。
(叶人さんったら…)
 叶人はソファーで気持ちよそうに寝ていた。スゥスゥと穏やかな寝息を立てている。
(風邪をひいちゃうよ)
 カナは叶人の腹部に膝掛けをかけた。
「ん…、カナ起きてたの」
 叶人は膝掛けの感触で目を覚ましたようだ。
「さっき起きたところです」
「そうか。小説の続き、書けそう?」
「あ!」
(叶人さんとの…)
 カナのナカに、指や男根を挿入られたとき、秘められた場所を舐められたときの感触が一気によみがえる。考えただけでじんわりとそこが熱を孕みはじめてしまう。
「書いてきます!」
 カナは部屋をあとにし、書斎へ向かった。



〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

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