《MUMEI》
デート
「美月、どこ行きたい?」
暁は、歩きながら美月の顔を見ながらさりげなく言った。

『んーあっくんと一緒なら、どこでもいいよ〜』

「それが、一番困るな…。とりあえず、カフェにでも入ろうぜ。」


二人が、カフェに入り、話していると…

<あら、暁先生と美月ちゃんじゃないですか!ふたりで、何やってるんですか?>

振り向くとそこには、美月達の学校の家庭科の先生がいた。

つかさず暁が、

「ちょうど、そこであったので、話してたんです。良かったら、先生もどうですか?」

<あら、いいんですか?>
「はい。」

家庭科の先生、金本は暁の目の前に座ってこう言った。

<暁先生って、学校では美月ちゃんと仲が悪いのだと思ってたんだけど、どうして今日は美月ちゃんとふたりで話してるんですか?>
こう二人に告げた、金本の目は何かを探ろうとしている目であった。

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