《MUMEI》
2人の考え
「どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。…」

美月は、家に帰るなり布団に倒れこみ、うずくまった。

「どうしよう…。私…。」
泣きそうになる美月―…。
(あなたの返事次第で、黙っておいてあげてもいいわよ…。)

ふと、金本の言葉が頭を通り抜ける。

「返事次第…。」

つまり、別れろってことか?

美月は深く悩み込んだ。

美月自身、大好きな暁と別れたくない―…。

でも………。

「どうしよう…。」

やはり、別れるしか選択肢は無いのだろうか。

その晩美月は、眠れなかった。

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