《MUMEI》
だから何
私はその殴りかかってきたその手を、ヒラリとかわす。そしてすかさずお腹に一発いれる。『ぐはあッ!!』ザワザワ。『クソ、てめえ何でんな強んだよ!』「ゴメンねー。幼稚園の頃から柔道と剣道、あと小学からはバスケやってっから。身体能力には自信があんのさ。」『え〜何あのコ。超絶強いんですけど?!』フフフ。いやいや、それほどでも無いけど?ww『んだよ、女の癖に。』ブチッ。私は、この時こいつがボソッと吐いた一言に何か心の奥が歪んだ気がした。『もういいよ!』「…待てや。」この時、私は我を忘れていた。『んだよ』ドカアン!!!『何だよ!』「女の癖に…?だから何や。女が強かったらあかんのか!!じゃあお前は…弱いんが男何か!!!!」『チッ!』男は何も言わずに去っていった。『あの人だ……!!』

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