《MUMEI》
生理中でも…。
「とりあえず、そこに座ろうか?」
 カナは叶人の指した先、浴槽の縁に腰掛けた。
「こう?…ひぁ!?」
 叶人の冷たい身体がカナの裸体を包みこむ。
「これじゃあ、さっきシャワーを浴びせてくれた意味がなくなっなちゃうよ」
「言うと思った」
 叶人はいじけるカナを見て、クスリと微笑んだ。
「外はさっき温めたから…“中”も温めないとね?」
「それって…!?」
(今日、生理来たばかりだけど…ナカまで温まりたい。でも…)
 しかし、その行為は叶人の体を汚してしまう。それが原因で彼に温められることを拒んでいる。
「どうして、そこでかたまっているの?」
 カナがそうしているあいだに、叶人は後ろにあった椅子をズルズルと引き寄せ、それに腰掛けた。
「そうしている間に冷えてしまうよ?」
「わかってる…」
「何故コないの?」
「今ここでシたら…カナは生理中だから、シたら叶人さんのが汚れちゃうから…」
(でも…本当は叶人さんに温めてほしい。ナカに熱いのいっぱい欲しいよ…)
「そんなことでコなかったのかい?」
 叶人の声が震えていた。
(カナは真剣に考えていたのに!)
「カナはいつも可愛くてキレイだよ?そんなことぐらいで汚れないから。早く、おいで」
 カナは浴槽の縁から降りた。
 叶人のそこは隆起していて、早く外に出たがっていた。
 彼のズボンのホックを解き、ファスナーを開く。続いて、ズボンとトランクスを一気に下ろして、彼の男根を解放する。
(もう大きくなってる…)
 ―ブルリッ!
 叶人の身体が震えた。さっき冷たいシャワーを浴びせた所為で、身体が冷え始めていた。
「叶人さん、寒いの?」
「寒くはない…。完全に冷えて寒く感じる前に、温めて」
「ひゃっ」
 カナは叶人に脇腹を擽られて力が抜け、彼の上に崩れて、尻に勃ち上がった男根が当たった。
 ―チュプリ。
「あんっ!」
 カナは体勢を直し、花に叶人の男根の先端部分を呑み込ませた。しかし快感のあまり全身の力が抜け、男根をくわえ込んだまま、彼の引き締まった筋肉の方へ倒れた。「ごめんなさい…」
「構わない。ちょっとずつでいいから、温めて」
 それからカナは、ちょっと呑み込ませては叶人の方に倒れ込むことを繰り返し、男根を半分くらいまで呑み込ませた。
 しかし呑み込ませるほどに感じる快感が強くなると同時に、自分の体重が彼の腰を痛めてしまいそうで、ナカに呑み込めない。
「もうイきそうなの?」
「ちがう…」
「じゃあ、もっと体重を」
「そんなことしたら、カナは重いから、呑み込んだら叶人さんの腰が…!」
「そんなに俺は弱くない。カナは軽いから、心配しなくていい」
(大丈夫なのかな)
「…あっ」
 カナは繋がった場所に体重をかけた。さっきより少しだけ呑み込んだ。
「カナの全体重をそこに集中させて。…そうすればオクまで呑み込めるから」
 ―ジュプリ…。
「んああぁっ!?」

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