《MUMEI》
騎乗位
 カナは思い切り、繋がった場所に全体重をかけた。厭らしい水音をたてながら、水中に沈むように、ゆっくりと叶人を呑み込んでいく。
「…ぁ…ォクに…」
「一気にキたね。上下に動いてみて?」
 カナは叶人の両肩を掴み、言われたとおり、上下に動いてみた。
「ああっ!…はぁ…っ…あぅ……ひぁ!」
 甘い声を上げながら、上下に動いた。
 零れたばかりの経血が、ヌルリヌルリと図らずもカナの動きを助けていた。何度も何度も呑み込んでは吐き出すことを繰り返していく。
 しかし、快感のあまり、深く呑み込めなくなり始め、いつの間にか深くても半分くらいまでしか呑み込んでいなかった。
「腰、浮き過ぎだよ」
「あ、あぁ…!ぁめっ!!!」
 叶人に腰をガシリと掴まれ、彼を根元まで呑み込ませるように、一気に引き下ろされた。
「あとは…その身体を俺に委ねて。感じるトコロばかり、突いてあげる」
 叶人はやさしく呟いて、カナの腰を掴んで上下に揺らして、彼女の敏感なトコロを的確に突いていく。
(気持ちいいの…止まんないっ)
 カナは甘い声を漏らしながら、彼の広い背に腕を回して縋りつき、動く彼に合わせるように腰を揺らしていた。まるで波に揺られているような気分で快感を追っていく。
 次第にカナの身体は上下に激しく揺られていく。それに合わせて大きくて柔らかな乳房がタプタプと激しく揺れていた。
(おっぱい…大きく揺れてて…なんか、興奮しちゃう…!)
 周りに比べて大きく育った乳房。母親からの遺伝が原因だと想われるが、カナの母親よりも育っていた。
 日常生活では邪魔で仕方なく感じているが、こうやって交わっている時は、大きくて良かった、と感じてしまう。
「やぁんっ!!!」
 揺られている間に、片方の乳首が叶人の唇に捕らえられた。舌で転がされたり、甘く噛まれて、声を出さずにはいられなくなってしまう。
 しばらくして乳首は叶人の唇に解放された。その頃にはお互い絶頂を迎えようとしていた。
「叶人さん…、はや…く」
「射精すよ」

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