《MUMEI》
例外と屋敷
学校に着いた俺たちは入学式に出たのだが
校長の話が長くて、あくびをしてしまい3年生に睨まれてしまった。
体育館から出るときには3年生に舌打ちまでされて俺は心の中で、入学早々3年に嫌われたなぁとか考えていた。
「なーに浮かない顔してんだ」
と教室に戻ってきた俺に光は言った。
「いや、何でもない」
と返事をする。
「そうか、ところでさ学校の裏の森に古い屋敷が建ってるの知ってるか?」
「知らないけど、いきなりどうした」
「いやさ、あそこちょっとした幽霊スポットでさ。なぁ今日、学校終わったら行かないか?」
「なんでまたそんなところに
まさかオカルト研究会にでも入る気か?」
「ちげえよ
いやさ、あそこで肝試しをすれば女の子と仲良くなれるんじゃないかって思ってさ」
「そんなところだと思った。
俺は行かないからな。行きたいなら、お前だけで行け」
「えぇーノリわるいぜ。
行くからには安全を確かめなきゃいけないし、ん?まさかお前幽霊が怖いのか?」
「怖くねぇよ!」
「じゃあ俺に証明してくれよ。相棒♪」
「わかったよ!行けばいいんだろ行けば!」
「よしきた!じゃあ学校終わったらな」
はめられた。
しかし男として引き下がるわけにもいかない。
そんなこんなで俺は放課後に謎の屋敷へ行くことになった。

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