《MUMEI》 委員会対抗障害物リレー 其の四:第二関門「ここまでは何もなかったね。」 「伊作先輩。ここまでって言ってますけど、正門を抜けてちょっと森に入っただけですよ。」 「まあそうなんだけど、いつもすぐに不運が襲ってくるものだから…。 しかも、今のところ僕たちが一番だから、 とてつもない不運が起きそうで…って、ええええええ!!??」 「第二関門は、爆竹の雨!! この爆竹、一年は組のからくりコンビこと笹山兵太夫君と夢前三治郎君にお願いしました。 …というわけで、さっそくCチームの第二走者・保健委員会の善法寺伊作選手と三反田数馬選手が尋常ではないほど大変なことに! やはり不運委員会ですね、特に不運大魔王こと善法寺伊作選手。」 「いけいけどんどーん!!」 「おっ!Aチームの第二走者である体育委員会の七松小平太選手が、平滝夜叉丸選手を引っ張りながらすごい勢いで走ってきました!!」 「ちょっと、七松先輩!!爆竹、爆竹!!!!」 「細かいことは気にするな!」 「細かいことじゃありませーーーん!!!!!」 「平滝夜叉丸選手、もう涙目になっちゃってますね…。 そして、Bチームの第二走者・学級委員長委員会の鉢屋三郎選手と尾浜勘右衛門選手は 木の枝を渡り、順調に爆竹を避けて進んでいます!!」 「伊作先輩!豆腐崩さないでくださいよーー!! 命にかけても豆腐だけは守ってくださーーーい!!!」 『お前、ほんと豆腐好きだな。 もう突っ込む気もない…。』 「第二関門一位通過は、Aチーム!アンカーは会計委員会の潮江文次郎選手と田村三木ヱ門選手です!」 「くそっ…、文次郎め!!三郎、早く!!」 「そして、次はBチーム!アンカーの用具委員会・食満留三郎選手と富松作兵衛選手にバトンが渡りました。」 『伊作ーーー!!急いでーーー!!!』 「Cチーム、なんとかアンカーである火薬委員会の久々知兵助選手と華村千鶴選手にバトンが託されました!!」 前へ |
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