《MUMEI》 朝の一時〜麗羅視点〜 次の日いつもと同じ時間に 学校に向かう。 今日は1番乗りかな・・・? 胸に期待を 膨らませて教室のドアを開けた。 ・・・・・よしっ。 今日は1番乗り。 自分の席に行き腰掛けた。 静かな教室に ドアが開く音が響いた。 今日も静かな時間を 満喫できなかったな・・・。 教室に入ってきた奴は 私に話かける。 「麗羅チャン、おっはよ〜♪」 『珍しいな。 こんなに朝早く。 昨日は遅刻だったのに。』 教室に入ってきたのは 歩だった。 「頑張った♪ 麗羅チャンと話したかったからね〜♪」 私と話すために 早起きしたのか・・・。 なんとなく嬉しいな。 「俺ね〜 昨日家に帰って考えたんだけどさ♪ オリエンテーション合宿終わったら ゴールデンウィークじゃん?? ゴールデンウィーク4人で 遊びに行かない??」 友達に遊びに誘われたの ・・・・・初めてだ。 『うん。行きたい。』 そう言うと 歩はとびっきりの笑顔を 私に向けた。 朝の静かな時間も 嫌いじゃないけど・・・ 友達と過ごす朝っていうのも 悪くないかな・・・。 そんな朝の楽しい一時は 次の瞬間崩れ去っていくこととなる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |