《MUMEI》

生きていてほしいと望んでいる筈だと諭してやれば
少年の頬に、涙が伝い始めた
「……好きなだけ、泣けばいいよ」
ソレで、気が済むのならばと
メリーは蹲り泣く少年を、覆う様に抱きしめてやりながら
少年が泣き止むのを唯々待ったのだった……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫