《MUMEI》
真面目に鼻血が止まらない!?
 鼻血とそれによる貧血のせいで身体は絶不調。授業を受けても、全く身に入らず、頭の中に左から入って右から抜けていく。
 ―ドクンっ!!!
 異様な心臓の高鳴り、これが鼻血の前兆。マズい、このままだと鼻血を噴くっ!!!
「先生、保健室行ってくるっ!!!」
 オレは鼻血を阻止するべく、教室を飛び出した。
 それにしても、なんで今日は鼻血を2回も噴くんだろう?今までそんなこと無かったのにな…。



〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

 鼻血はなんとか、保健室に着くまで噴かなかった。でも、今にも噴きそうなんだ。
 ―――――。

 なんだ…?この感覚…。
 何かがオレを引き寄せようとしている。まるでオレを吸引機で吸おうとしているような、そんな感覚だ…。
 オレはその感覚に身を任せ、トボトボとこの感覚を作り出した根源に向かって歩みだす。
 …操り人形って、こんなふうに感じているのか?
 一歩ずつゆっくりと、歩んで行く。行き着いた先は

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